伊勢神宮
2016年9月17日
三重県伊勢市にある「伊勢神宮」と言えば日本で最も格式の高い神社とされており、伊勢系神社の総本社です。一口に伊勢神宮と言っても皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮)に分かれています。有名な天照大御神を祀っているのは内宮の方になります。
こちらは内宮の鳥居。内宮はナイクウと読みます。ちなみにこのシンプルな鳥居の形は「神明鳥居」と呼ばれていて伊勢系の神社の鳥居などによく見られる形です。
鳥居で一礼し先へ進むと橋があります。内宮外宮ともに同じような橋が架かっているのですが、内宮では右側通行、外宮では左側通行とされています。はて何故かと思って調べてみると、一説によると、手水舎(手を清める所)の位置に因ると考えられているらしい。外宮では手水舎が左側にあり、内宮では右側にあるためのようです。手水舎の位置が異なっているのは偶然か、意図があるのかは分かりません。
写真は外宮の橋になります。左側通行です。
写真は内宮の拝殿、厳かな雰囲気が漂っています。その先での写真撮影は禁止されているため、この位置からの写真です。
実は私は内宮と外宮は同じ敷地内にあると思っていたのですが、行ってみると、駅から徒歩にて外宮へと辿り着き、内宮はそこから距離がありました。外宮からバスが出ているので移動は苦になりませんでしたが、驚きました。
内宮で祀られている天照大御神は、太陽神であるとともに天皇の直系の先祖、最高神であるとされています。岩戸隠れ等有名なエピソードがあります。
一方外宮で祀られている豊宇気毘売神は、あまり耳にしない名前です。トヨウケビメと読み、「ウケ」は食物のことを表しており、それを司る神様のようです。
伊勢神宮は内宮・外宮と合わせて、世界を照らす太陽と、生きていくための食物の神を祀る神社であるわけですね。
良いお参りでした。